簡単トランプ手品の館

消えるコイン、フレンチドロップの種明かし

解説

上の演技では最初にスペルバウンドを挟んでいます。最後にコインが消える所の部分が「フレンチドロップ」という技法を使用したマジックになります。

フレンチドロップとは、スライハンド出来る最もポピュラーなコインを消す方法の一つです。

やり方

まず始めに、下の画像のようにコインを一枚持ちます。

持ち方は、コインを左手の親指と中指と薬指を使ってコインを立たせるように持ちます。

（この持ち方をスペルバウンド・ポジションと言います。※スペルバウンドをやる時にも同じ持ち方をするのでこの名がつきました。）

そして、右手の甲を観客側に向けてコインを被せるような形になりながらコインを取ります。

ここが種明かしの部分

右手をコインを保持した左手にゆっくり近づけ、右手の甲でコインが被さって観客から見てコインが隠れた瞬間に次の動作をやります。

左手の親指をゆるめ、コインを手の中に落とします！

こうすると、右手でコインをつまみとると見せかけて、実は左手の掌におとしてつかみ取った様に見えます。

ポイントは、手の中に落としたコインはすぐさまフィンガーパームして手の形が不自然にならないようにします。

上記の画像のように角度に注意すれは左手のコインは絶対に見えません。

フレンチドロップのコツ

※フレンチドロップを上手くやるポイントが、右手でコインを取りに動かさないことです。 保持してる左手から動かして、コインを取った後は右手を前方へ動かして掌の中を見せます。何故このようにするかというと、人間の目は無意識に動きの付いている手の方へ目線がひきつけられるからです、コインを隠し持った方の手の動きは止めて、コインをつまみ取った方（実際には何も持っていない）を前方へ動かします。

この瞬間は観客の目の殆どが前方へ動かした右手へ注目しているので、この隙に、左手の隠し持ったコインをパームしたりどこか別のところへ隠したりします。

どうしても分からない方は動画をご覧ください

最初は難しいと思いますが、必ず鏡の前でつかむ動作や角度に注意して練習してみてください。

スポンサードリンク

関連記事