コインマジック
使用するコイン
日本ではトランプを使用したクロースアップマジックなどテレビで良く見かけますが、コインを使用した手品を目にする事はあまり多くありません。これは、日本に流通している硬貨の大きさなどが影響していると思われます。500円硬貨で演じるよりは、一回り大きいアメリカのハーフダラーで演じる事が多いためとっかかりにくいのもあります。 まず、コインマジックを始めるのには良いコインを最低1枚 購入しましょう。一枚あれば一生使えます。
コインマジックで使用する代表的なコイン
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ケネディー・ハーフダラー
アメリカの現在でも使用されている硬貨で、大きさが約31mm、厚さは約1mmより少し大きい位のコインです。コインマジックでもっとも広く使われておりカードマジックで使うバイスクルみたいなもので基本的なコインとも言えます。
ケネディー・ハーフダラー64年製
ケネディーハーフダラーの中で銀の含有量が90%と一番多い銀貨。通常のケネディーと比べても銀の持つ艶っぽい輝きが全然違います。スペルバウンドなど他のコインにチェンジする時の印象ずけが圧倒的に綺麗に見えます。
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ウォーキング・リバティー
アメリカ銀貨の中でもっとも美しいデザインと称されているのがこのウォーキング・リバティー。使用感が程よく手に吸い付く感じがあり好んで使うマジシャンも多い。また、大きさはケネディーハーフダラーと一緒で、光り方が少し渋くエッジ部分もほとんど無いのでパームの難易度も高くなります。
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バーバー・ハーフダラー
使用年度がかなり古いためコイン自体が磨耗しており、コイン同士がぶつかった時に音がしないのが利点である。複数枚のコインを重ねてパームする作品など、状況によって使い分けたいコインです。バーバーの名前の由来は、この銀貨をデザインした彫刻家がチャールズバーバーという名前からこう呼ばれています。
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シルバーイーグル1ドル銀貨
1986年に発行された銀貨で今現在でも製造されている1ドル硬貨である。銀の含有量が99%と多く、大きさもモルガンやピースダラーに比べ大きい。演技として見栄えや現象のインパクトは大きいがコインを扱う難しさは格段に上がる。
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モルガン・1ドル硬貨
ハーフダラーより一回り大きいコインで通称ワンダラーコインと言われます。ハーフダラーになれたらワンダラーにステップアップしていきます。コインが大きくなる事でインパクトが増しますが、それにともない使用するのが大変難しくなります。 特に日本人の手のひらは小さい傾向にある為、沢山の練習が必要になって来ます。
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イングリッシュ・ペニー
イギリス製の1ペニー硬貨です。ハーフダラーと同じ大きさの銅貨な為、スペルバウンドなどコインチェンジに使用することが多く、はっきりコインの変化を印象ずけする為にもぜひ一枚は持っておいて欲しいコインでもあります。
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チャイニーズコイン
その名の通り、中国のコインで真ん中に四角い穴が空いているのが特徴です。マジック用に製造されたコインが多く大きさもハーフダラー、ワンダラーなど様々。
ジャンボコイン
ジャンボコインは通常のワーフダラーの3〜4倍の大きさがあります。使用方法は、ワンコインルーティーン最後などクライマックスの手順の中で使用したりします。手の中に隠し持つのが難しいので技術力が必要です。
色々なコインの大きさと種類
コインマジックに使用するコインにはハーフダラーとハーフダラーより一回り大きいワンダラーなどがあります。普通はハーフダラーを使用して演技を行うマジシャンが多いのですがワンダラーを使用している人も最近では多くなって来ています。コインの大きさとインパクトは比例しますが、それに伴って大きなコインを扱う技術力も要します。 日本人は手の大きさが外国人に比べ小さい傾向にある為、初めはハーフダラーを使って練習する事をおすすめします。
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基本技術
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書籍
コインマジックを覚えるのに一番お勧めな書籍がこ、高木重朗 著「コインマジック事典」です。コインマジックの基本技法についての解説が非常に詳しく載っています。もちろんコインマジックもたくさん紹介されているので、初めての方におすすめです。
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